7月1日から3日に掛けて、博多小・千代流・新天町の子供山笠が行われました。今年は日取りの都合上、7月1日からスタートする子供山となり、7月1日はお汐井取りもあったたため、参加者もスケジュールの調整に苦労したのではないでしょうか。いろいろニュースが続いたため、後になってしまいましたが、子供山笠のレポートをまとめてお伝えいたします。
博多小の子供山笠は、7月1日(金)より3日間の日程で行われました。
まずは、はじめの会を開き、校長先生のあいさつや今回の子供山笠に関わる父兄らのにあいさつを行ってスタートです。
7月1日の午前中はこの上ない快晴だったのですが、集合の辺りから天気が怪しくなり、舁き出しの午後3時のほんの数分前から突然の強い夕立が降り出しました。この雨を予期しなかった父兄やメディアの人達(山笠ナビ含む!)が大慌てする中、予定通り子供山笠は午後3時よりスタートしました。
雨は15分程度で上がり一安心。博多の町に子供達の威勢のいい「オイサ!」の声が響き渡ります。
今年の子供山笠では昨年6月26日に子供山笠の源流を作った河原由明さんを弔う「追善山」が行われました。追善山とは、去年亡くなった山笠の功労者を弔う儀式です。子供山笠は、河原由明さんが昭和46年に「山を舁きたい子、集まれ」との張り紙をしたのが始まりです。その功労を称え、今年博多小の子供山笠で追善山が行われることになりました。
台上がりしている生徒から、伝統を守っていく事を誓うあいさつが送られ、祝いめでたと手一本がその場の全員で行われました。河原由明さんから代表世話人を引き継いだ長男の河原由紀夫さんは目元を拭い感謝の言葉を子供達に伝えました。
千代流の子供山笠は、今年は7月2日(土)から2日間の日程で行われました。7月2日の午後12時から舁き山に御神入れが行われ、校長先生や小学6年生の生徒らが玉串奉奠を行い、無事遂行を祈願しました。
翌7月3日(日)には、櫛田神社にて櫛田入りを披露しました。出来上がったばかりの桟敷席には父兄や関係者が詰めかけ、たくさんの喝采を浴びました。
新天町の子供山笠は7月2日(土)から2日間の日程で行われました。山笠セールで賑わう新天町に、子供達の元気の良い声が響き渡りました。
午後3時、新天町の名物メルヘンチャイムが時報の音楽を告げ、それが終わると「せーの!」の合図と共に舁き出しました。
途中、雨が降り出すも子供達は大人達から掛けてもらう勢水に大騒ぎ。大人達も勢水をバンバン掛けています。その賑やかな様子をたくさんの関係者や買い物客は笑顔で見物し、記念写真を撮っていました。