御神入れや子供山笠が行われた7月1日の夕方5時半より、当番町によるお汐井取りが行われました。お汐井取りとは、山笠の安全を祈願して舁き手が箱崎浜に清めの真砂を取りに行く行事で、本日は各流の当番町らが箱崎浜まで向かいます。今年最初の威勢のいい「オッショイ」の声が博多に響き渡りました。
朝の快晴はどこへ行ったやら、午後3時からの豪雨の影響で曇天模様となった今年の当番町お汐井取り。夕方5時25分、お汐井取りのスタート地点である石堂橋に今年の一番山・東流がオッショイの声を響かせながら到着しました。
5時半、信号が青になると同時に、一路箱崎浜へ出発しました。
東流に続いて、5分おきに各流がスタートしていきます。
お汐井取りの全行程10km。その片道を走り抜き、到着すると海に向かって手を合わせて無事遂行を祈願します。
今日の箱崎浜はかなりの満ち潮で、大丈夫と思って海に入った人はその深さにビックリ。
「ちゃんと潜って取りぃや」と笑いながら言われ、潜ってお汐井枡で海底から砂を取ろうとしてもなかなか取れず、砂浜の人達の笑いを誘っていました。
男衆は、今度は箱崎浜から櫛田神社を目指してお汐井道を戻ります。太鼓の音と共に山門から入った男衆は、柏手を打ち山笠行事の安全と無事を祈り、そして再び走って自分たちの流に戻っていきました。