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即完売! 櫛田神社にて今年の桟敷席券の販売が行われました

本日6月26日午前9時、櫛田神社社務所前にて7月15日に行われる「追い山」、7月12日に行われる「追い山ならし」の桟敷券の販売が行われました。
櫛田入りの”アリーナスペシャルシート”でもある桟敷席券を求め、山笠ファンが早朝から前日から櫛田神社に集まり、午前9時と同時に”プラチナチケット”を購入していきました。

今年の桟敷席券販売は日曜日という好スケジュール、しかも追い山の日が金曜日の早朝と無理がききやすい日程ということから、追い山の桟敷席券の競争率は高いと予想されています。

今回、山笠ナビも最も人気の高い座席である「あ」席の桟敷席券購入に参戦しました。twitterでも桟敷席券購入の実況ツイートをしていましたが、その模様を時系列にまとめましたので前日の25日午前9時から26日午前9時までのレポートをいたします。

6月25日(土)午前9時

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6月25日(土)午前9時、櫛田神社の櫛田会館前には、桟敷席券購入用の座席が準備されていました。

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購入用の椅子が並び始めるのは午後3時頃から。社務所の邪魔にならないよう、休憩所周辺でまずは順番待ちをしています。早い人では早朝5時過ぎからいるそうで、桟敷券の人気ぶりがわかります。山笠ナビはこの後、ライオンズクラブのインターナショナルパレードの取材へ!

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午後3時過ぎに櫛田神社社務所前に座席が並べられます。いよいよ桟敷席券を購入する長い長い戦いがスタートします。購入できるのは18時間後の翌朝9時。早く待っていた人順に、人気の「あ」席、「い」席に座っていきます。結果、この時点で「あ」席は完売となり、「い」席は数席を除いてほぼ完売状態になりました。

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午後9時半の様子。残り時間は12時間をようやく切りました。ずっと折り畳み椅子に座っておくのもつらいので、席を確保した人は助け合って順番に休憩に入ったり、食事に出かけていきます。座って寝る人もいますが、座席の後ろにある壁沿いに寝袋やシートを使って横になって寝る人も。
追い山の「お」席は完売し、「う」「え」席はこの時間ではほぼ空いていました。

追い山ならしの桟敷席券は、境内側で販売されるため、境内側の「あ」の列には夜が明けるのを待っている人たちがいました。数年前までは櫛田神社は10時に閉門していたのですが、ここ近年は追い山ならしの桟敷席券購入のため夜通し待つ人のために閉門をしない年が続いています。

ここで山笠ナビは、オフィスに移動して昨日公開した山笠ニュース「ライオンズクラブ国際大会が開幕、飾り山各所が大いに賑わいました」の記事を作成を作成し、公開。その後、櫛田神社に戻り、椅子の上で仮眠を取ります。その時間わずか3時間・・・!

6月26日(土)午前4時30分

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午後4時半になると空が少しずつ白み始めます。例年だと雨が降ったり風が吹かなかったりと「蒸し暑い」というのが定番だったのですが、今年は逆に「涼しすぎる」という異例の展開。涼やかな風が待っている人の体温をじわじわと奪っていきます。かくいう山笠ナビは半袖ポロシャツであったため、寒さに耐えきれず目が覚めてしまい、コンビニまでホットコーヒーを飲みに行くぐらい冷えてしまいました。来年桟敷席券を取ろう!と思っている方は、天候をチェックしたうえで念のために薄手の長袖などを準備しておくほうがいいかもしれません。

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5時半に朝を告げる太鼓の音が響き渡ります。夜が明け晴れ間がのぞく朝を迎えました。

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午前7時。「う」席はほぼ完売状態。「え」席は8割ほど埋まりました。追い山ならしは人気の「あ」「い」「お」席に集中して並んでいますが、今年の追い山ならしは平日開催ということなので、待っている人は少ない感じがしました。

午前8時、境内のアナウンスが流れ、両替(お釣りを出さないようにするため)と点呼が入り、空いている席の片付けが入ります。点呼とは、「座席について待っている」という事が原則のため、空いている席で座席主がわからない場合は荷物をどかし前に詰められる作業です。点呼の時間は今回は午前8時でしたが、午前6時のこともあるらしく、早朝の時間帯は原則を守るのが最善なのかもしれません。

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残り1時間を切ると、テレビや新聞などのマスコミメディアがインタビューを始めます。平日の桟敷席券購入の際は、ラジオやテレビ生中継も入ったりするのですが、日曜という事で放送メディアは少ない感じでした。

8時45分には、座席主不在の空いている席を再度詰め、座席を外して追加して座らないようにします。この時点で座っている人は桟敷席券購入が決定となります。

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そして午前9時、窓が開き、桟敷席券の販売がスタート。「あ」席と「う」席から販売が始まります。待ちに待った桟敷席が手元にやってくる瞬間です。

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境内のほうでも、追い山ならしの桟敷席券の販売が開始。次々と販売されていきます。「あ」席は長蛇の列となっていましたが、今年は平日開催という事もありすぐに売り切れという状況にならず、「い」「う」「え」「お」は購入者の列を消化し、今来ても買える状態でした。

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無事追い山の桟敷席券も取れたので、急いで境内に駆け込み、追い山ならしの「い」席を購入。これで12日、15日がよい席からの取材・レポートができるのではないかと思っています。今年の追い山&追い山ならしは、臨場感あふれる写真(に撮れたらいいな、という希望的観測ですが)などを使った山笠ナビニュースレポートをお楽しみに!