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九州国立博物館に天神一丁目の飾山が建てられました

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8月7日、太宰府にある九州国立博物館の1階エントランスホールにおいて、今年の十七番山笠 天神一丁目の飾山が一般公開されました。天神一丁目の飾山が九州国立博物館に展示されるようになって10回目となります。

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現在、九州国立博物館では特別展『クリーブランド美術館展 – 名画でたどる日本の美』が開催されており入場者が3万人を突破。多くの人が訪れる中、ひときわ目立つその姿は沢山の人達の被写体になっていました。

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表の標題は『藤太百足退治』(人形師 中村信喬氏)、見送りの標題は『鞍馬山』(人形師 白水英章氏)です。今年は、8月3日に棒締めが、8月5日と6日に飾り付けが行われ、一般公開となりました。
(※天神一丁目の飾山が出来るまでを追ったレポートはこちらから。→『山笠飾りができるまで ~白水英章の世界(1)~』)

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九州国立博物館には山小屋が建てられないため、表と見送りしかなかった天神一丁目の飾山は横側にも飾り付けがされた四面飾り。今年は江戸期の山笠を意識して高さも約3メートル高くなり、山笠期間とは少し趣が変わったスリムな飾山となりました。

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階段を上がって水平に飾山の天辺部分を間近に見られるのも、この九州国立博物館の展示ならでは。人形は少し下向きに取り付けられている所から下から眺めてきれいに見えるように、という前提で飾り付けられているのがよく分かります。

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下を臨めば飾山の高さを実感できます。

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展示期間は、平成27年3月頃までを予定しており、その雄大な姿は九州国立博物館を訪れる人達の目を楽しませ、山笠の魅力を伝えてくれます。

(関連情報:九州国立博物館『九州国立博物館に“飾り山”が飾られます』)