大型で強い台風8号の接近が間近に迫った本日の博多では、全町お汐井取りが無事執り行われました。天候次第では流判断で年配者・子供の参加を禁止にするなどの通達が出ておりましたが、雨も時々ぱらつく程度であり、年配者や子供が参加した流もありました
飾山の山解きや補強が行われた本日9日の日中でしたが、午後5時より各流毎に集合します。
東流はネットを張って補強対策を行った飾山前に集合し手打を、西流は昨日外側を外した山小屋前にて手打を行いました。
午後5時25分、今年の一番山である土居流が全町揃って石堂橋に到着。
午後5時半、掛け声と共に新3号線を横切り箱崎浜へ向って走り始めました。
土居流がスタートした後、5分おきに各流が箱崎浜に向かいます。
台風前日なのにたくさんのカメラマンや山のぼせが集まった箱崎浜。到着した男衆は、海に向かって拝礼します。
今日の箱崎浜は、7月1日の当番町お汐井取りの時と違い潮が満ちて腰まで浸かる水位に。そのため真砂を取るために、全身を水に沈めて取らざるをえない光景にその場の人から笑顔がこぼれます。中にはメガネを海中に落としてしまい、その場の全員で潜って探すなど、笑いに包まれた箱崎浜となりました。
もちろん海に入らなくても、海中からすくわれた砂が山盛りにされた場所から砂を持っていく事も出来るわけですが。
石堂橋を出発した各流も次々と箱崎浜に到着します。
午後7時5分、箱崎浜を出発した土居流が櫛田神社に到着しました。ここまで約往復10キロ。今日の蒸し暑さも併せて、滝のような汗を流していました。
明日10日は流舁ですが、台風8号は10日の日中には九州に上陸して横切る可能性が高まっており、予断を許さない状況となっています。