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東京ミッドタウンにて、博多の伝統工芸とデザインを融合させた「新・博多粋伝。」が行われています

現在、東京ミッドタウン(東京都港区赤坂)にて『東京ミッドタウン・デザインハブ特別展「「新・博多粋伝。」織と人形の若いクリエーターたち」展』(入場無料)が開催されています。
この展覧会は、若手の博多人形師やクリエーターらによる、博多の伝統工芸の技術と「デザイン」を融合させた新しい博多の粋な「デザイン」を紹介するイベントで、伝統工芸の枠に捕らわれない様々な作品が展示されています。

この展示会では、約70点の博多人形、来場者の服の色を博多人形に映し出すプロジェクションマッピング、大学生により制作されたポップなカラーの博多人形、「伝統芸能とデジタルコンテンツ」をテーマとしたトークイベントや、ワークショップなど、様々なイベントや展示が行われています。

特に注目を集めているのが、人気のアニメ「秘密結社鷹の爪」に登場する「鷹の爪団」のキャラクターと博多人形師がコラボレーションして制作した博多人形で、気鋭の若手博多人形師達が、培った技術で平面のキャラクターを見事に博多人形として実現させています。

すでにたくさんの方が会場を訪れ、様々な感想がtwitterに投稿されています。

その昔は、32億円もの売上げを誇り、博多のお土産の代表格だった伝統工芸『博多人形』も、時代の推移に伴う生活様式およびニーズの変化に影響され現在は7億円あまりと、現在伝統産業界は需要の減退や後継者確保の困難など厳しい状況に置かれています。
しかし厳しい状況の中でも、伝統的技術や技法を伝える若手の方達は、その技術を伝え守りつつも新しい物を作り出す模索と挑戦を続けています。

会期は8月24日~9月8日、11:00~19:00まで開催されています。関東近郊の方、東京を訪れる方はぜひお立ち寄りください。。