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山笠飾りができるまで ~白水英章の世界(5) 完~

過去4回に渡り「白水英章の世界」では、白水氏が手掛けた天神一丁目の飾り山作りをレポートして参りましたが、今回は最終回としてもう一つの作品である『東流の舁き山』が出来る過程をレポートいたします。

今年の東流の舁き山は、白水氏が製作した「天女降臨払暗雲(てんにょこうりんあんうんをはらう)」。モデルは七福神の唯一の女神でも有名な弁財天で、白水氏は初めて女性の人形を手掛けることになりました。

5月上旬~舁き山の下絵が完成

日時は2ヶ月前、5月の上旬。
白水氏は天神一丁目の飾り山の下絵と同時期に、舁き山の下絵も完成させていました。今年の東流舁き山の標題は「天女降臨払暗雲(てんにょこうりんあんうんをはらう)」に決定。七福神の弁天様が琵琶を持った華麗な姿の人形です。

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舁き山の標題は、一年前からの打ち合わせの中で総務の意向により決定します。
飾り山と舁き山を同時進行で製作を進めていくため、白水氏はおよその目安となるスケジュールを組んで製作を進めていきます。

5月下旬~頭や手足のパーツの製作が始まる

飾り山の人形の組み上げを行ってる頃、舁き山の人形は頭(かしら)と手足のパーツの製作を行っていました。頭と手足から作るのは、飾り山の人形と同じです。

白水氏「まずは荒く削りだしてみたんだけどね」

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白水氏が見せてくれたのは、まだ発泡スチロール状態の頭(かしら)。しかし、荒く削りだした物とはいえ、すでに弁財天の美しい顔が見えてきています。

今回の弁財天は頭が30cm。白水氏は、その大きさから計算して全身の大きさは2m10cmぐらいと計算し、さらにそこから衣装やその他の飾りは・・・と人形の様々なサイズが弾き出され、そのサイズに合わせて製作が進んでいました。

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今回の人形は発泡スチロールで頭、手足が製作されています。これは水を被る舁き山という事から、耐水性を考慮したためです。

意外に思われるかもしれませんが、実は舁き山の人形は人一人分の重さぐらいしかありません。大きいから重そうに見えますが、意外と軽いのです。
ただ、衣装や差し物などの飾りを付けると重くなります。
羽織や袴など反物を使う衣装が3つもあると、使用する反物は12mにも及ぶそうで、その分だけ人形飾りは重くなっていきます。

6月上旬~今回の人形は「アクロバット」だ!

6月上旬、飾り山の人形製作が本格化。骨組みに体に紙を貼り、衣装のチェックを始めます。
一方、舁き山の人形作りは、各パーツの細かい作り込みの段階に入っていました。

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白水氏「今回の舁き山は”アクロバット”なんだよ(笑)」

白水氏のいうこの「アクロバット」とは、『耐久性へのチャレンジ』という意味。
今回の舁き山人形のパーツの多くは、発泡スチロールで製作されています。発泡スチロールは軽くて水に強く、その上、製作がしやすい便利な素材ですが、耐久性に富んでいません。
そのため、今回は木(もく)の入れ方を複雑にして耐久度を上げるなど工夫されており、その製作方法は今までに例がないため、白水氏は「アクロバットのような製作」と例えたのです。

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これは弁財天が持つ琵琶。この琵琶も発泡スチロールで作られています。
ただ、このままでは舁く時の衝撃で簡単に折れてしまうので、柄の部分に沿って木(もく)が入れられています。

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白水氏「この琵琶は、スルーネックのギターと同じ構造なんです。つまり、これはスルーネックの琵琶(笑)」

飾り山の飾りと同様、計算し尽くした人形作りに驚かされます。

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ガレージの片隅にある発泡スチロールのブロックは、琵琶を削りだした後のブロックで、この残った固まりからは後背の飾りや宝袋などのその他の飾りを作るために使用されます。

6月中旬~弁財天に「化粧」を施す

飾り山の飾り作りが一段落ついた頃、息をつく暇もなく舁き山の製作が急ピッチで進められていきます。

6月初旬に細かい削り込みが行われていた弁財天の顔が完成し、白水氏の手作業によって彩色されていました。

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彩色は、まずタケシールという防水性に富んだ色塗り下地材を塗った上で、耐水性があるアクリル絵具で行われます。。
紙を貼って彩色する方法もありますが、水を被る舁き山ではその表面が崩れてしまうため、白水氏は舁き山では使用しません。

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白水氏が筆で彩色しているのは、水干(すいひ)絵具です。水干絵具は、日本画などで使う粉状の塗料で、艶のないマットな質感が特徴の色合いが出る絵の具です。普段はにかわに溶かして使う物なのですが、

白水氏「今回の人形は女性だから、化粧代わりに水干絵具をアクリル塗料の上から塗装しているんです。」

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丁寧に水干絵具で彩色した後、白水氏は布で彩色した部分を丁寧に磨いていきます。これは水干絵具を擦り込み、落ちないようにするためです。

白水氏「あと、磨くといい感じに照りが出るんですよ。人間の顔らしいちょっと油が出た感じの照りが出るんです。」

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元々、博多人形の製作では、彩色後に人形を磨いて顔の照りを出す技術があります。博多人形作りの彩色では、貝殻を粉にして作られる胡粉(ごふん)という顔料を使用します。彩色の際はにかわと混ぜ、息をかけて温めて伸ばして彩色します。そして、最後に雲母(うんも)を付けて布で磨くと、いい感じに照りが出るのです。
白水氏は、この博多人形作りの技術を舁き山の人形製作にも活用しています。

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今回は女性の人形という事で、白水氏は肌色の付け方に大変苦心していました。

白水氏「女性の顔は難しいですね。女性だから武将の顔と同じように肌の色を濃くする事が出来ないんです。山列入りで舁き山が並んだ時、武将と同じ顔の色だと女性っぽくないじゃないですか(笑)」

髪の毛は黒に他の色を混ぜて彩色。黒色でも微妙な色合いを出す工夫をしています。

この時点ではまだ瞳は入っておりません。瞳は最後の段階で入れられます。

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顔と同様に、手も水干絵の具を使って、アクリル絵の具で塗った肌の色に色を足していきます。

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白水氏は彩色した手を持って、人形の爪に色を入れ、筆で爪の輪郭を入れ始めました。細部にこだわる白水氏、とことんリアルに攻めていきます。

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ガレージの隅には、人形を据え付ける枝折りや心柱が用意されていました。
彩色作業が終わったら、白水氏が組み立てます。
この心柱の角度などで人形の姿勢が決まるので、まずは仮止めしておき修正しやすい状態にしておきます。搬入前に東流の方々に位置を確認してもらってから、かしめて(固定して)運び、現場で飾り付けます。

6月20日~いよいよ舁き山の「組み上げ」へ

頭と手足が出来上がった所で、人形の据え付け作業へ入ります。
組み立てた心柱に骨組みを組み上げていきます。(※写真提供:白水氏)

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天神一丁目の人形の骨組みには紙のテープが使用されましたが、この舁き山の人形には強度と耐水性の点から竹が使用されています。

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竹で作った骨組みに紙を三重に貼り耐久性を高めます。その上からプチプチシートでパンヤを作っていきます。これは飯塚の子供山笠にも活用された舁き山の製作手法です。耐水性を考慮したプチプチシートを使用し、またプチプチの粒の大きさを体の形状に応じて変える事で体の部位毎の厚みを出していきます。
使用される環境に合わせて素材を変更していくのは、白水氏の人形作りの特徴です。

白水氏「素材をうまく使う。素材をうまく使えない場合は、次の段階で補う。これがとても大事だと思ってます。」

舁き山、飾り山の人形作りで素材を変える事について、白水氏はいろいろ教えてくださいました。

例えば、竹で輪っかを作って骨組みを作ると、どうしても人形に凸凹が発生します。人形の凸凹を無くすには、粘土を使うことになります。そうすると人形は乾きにくくなり、重さは増してしまいます。

白水氏は、それだったら竹とは別の素材を考えるか、竹の選択しかないのであれば、人形を滑らかにするにするアイデアや技術を使う努力をしないないと駄目だ、と考えています。

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パンヤの一部からは、骨組みの竹が飛び出しています。これは衣装の外にある飾りを固定するための竹。今回の人形には後背に羽衣や福袋などを飾り付ける予定となっており、それらを固定するための骨組みの竹を、この段階から外に出しています。

今回の人形は女性なので、女性らしさを出すため少し体をひねったポーズに設定されていました。白水氏の作る山笠の人形は、今まで製作したことがないポーズを付けるのが特徴です。

白水氏「だって、見たことのあるポーズは面白くないんですよ。使い回しちゃうと、いろいろ後悔しちゃう。だから常に新しい構造や技術の導入とか考えてるんですよ。」

体部分が組み上がったので、大急ぎで衣装の製作へ入ります。

6月24日~こだわりの「琵琶」

一般公開まであと一週間。
東流の舁き山は、飾り山と同じ7月1日の公開のため、ピッチがさらに上げられます。

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衣装の着付けも始まっており、弁財天の華麗な姿が少しずつ現れ始めました。
この日は、上半身の衣装以外が着せ付けられ、細かい飾りの製作も行われていました。

また、東流の方の要望で、人形の位置を少し位置を高く設定し直すなど、様々な修正も施されていきます。

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髪留めの飾りと胸飾りは、白水氏が手作業で樹脂粘土を使って製作しています。色が乾いたら彩色されます。

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後背の光輪は、金色の紙をぐしゃぐしゃにして黒を入れた事で、ぐっと色合いが深まっていました。

白水氏「金色を光らせないのが、僕のポリシーなんだよ(笑)」

と、白水氏が笑いました。
白水氏は、金色が光に当たって光ると遠近感が狂うため、舁き山で金色を使う際は敢えて色を混ぜて光を抑えるような製作を行うそうです。人形の衣装のボタンに使う玉にも色を塗る事もあるそうです。

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白水氏「今回のこだわりの部分はこの琵琶ね!」

と、白水氏がニコニコと教えてくれたのは、弁財天が抱える琵琶。今回の製作において「アクロバット」と評した、複雑に木が入った白水氏一押しのパーツです。

その琵琶のヘッドをよく見ると「VOX Benzaiten model」と書かれています。この意味を尋ねると

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白水氏「その昔、琵琶形ベースと呼ばれるベースがあってね、その琵琶形ベースを使ってたのはキャロル時代のの矢沢永吉なんだけど、ローリングストーンズのベーシストであるビル・ワイマンがさ・・・」

と、白水氏が嬉しそうに好きな音楽の話を始めました。
白水氏が好きなベーシストの一人であるビル・ワイマンがイギリスのVOX社の琵琶形ベース(ティアドロップベース)を使用しており、そのVOX社のベースのヘッドに入っているのがこの「VOX」という名前。
つまり琵琶型ベースと琵琶を掛けた、白水氏流の「こだわり」の遊びの部分がこの銘なのです。

白水氏「この琵琶を作るの、すごく楽しかったんだよ(笑)」

舁き山を間近で見てもこの部分にこんな遊びが入っている事に気付いた人はどれぐらいいたのでしょうか。しかし、こういうこだわりがあるからこそ、人形作りに愛着が湧くのかもしれません。

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しかもこの琵琶には、ちゃんと弦が張られています。リアルな演出でありながら、その張り方はベースと同じ弦の張り方で作られています。これも白水氏の隠れた遊びのこだわり部分。

白水氏「残念ながら音は鳴らないんだよ。ホント残念(笑)」

リアルにこだわりながら、少しだけ自分のこだわりを入れる。
有名な「大工と墨ツボ」の話を彷彿させる白水氏の職人としてのこだわりの一面を見ました。

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飾りや衣装に目が行きがちの現在の人形ですが、衣装を着せ付けると、肌の色の印象が変わってくるためで、衣装を着せ付けた後にもう一度、肌の色合いを考えるそうです。

白水氏「飾り山と違って、舁き山は一列に並ぶから、人形師にとって沽券に関わる特別なものなんです。今回の舁き山では唯一の女性の人形だから、もっと艶やかにしたいよね。」

6月28日~いよいよ女神が姿を現す時

舁き山の飾り付けの2日前、最後の工房取材となりました。
5月から始めた白水人形への取材もこの日で最後となります。
6月30日に舁き山の飾り付けを控えた白水工房では、最後の詰めが行われていました。

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衣装が完全に着せ付けられており、ガレージでは弁財天の手に琵琶が添えられ、その琵琶の固定作業が行われていました。

白水氏「壊れないようにしっかりと固定しないとね。」

今回「アクロバット」と呼んだ耐久性を上げた発泡スチロール製の琵琶の固定具合をチェックしながら一箇所一箇所固定していきます。

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指先などには竹串が何本も刺し入っており、破損を防ぐ考慮がなされています。足にも木が入れられ、舁く衝撃でも壊れないよう、固定されます。

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見送りには福袋と縁起物が飾られており、その雰囲気は艶やかな表にアクセントを添えます。

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そして、今まで白かった目に瞳が入れられ、命が吹き込まれていました。

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全ての作業が終わり、ついに弁財天がその姿を現しました。
こだわり抜いた女性らしい柔らかな雰囲気と色合い。そして女性の柔らかな雰囲気を出す座り方と、衣装の張り方がとてもリアルで目を引きます。

6月30日~弁天様、東流へ

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いよいよ、舁き山の飾り付けの日。
泣き出しそうな早朝から、東流の山の前には多くの東流の男衆が集まっていました。

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弁財天の人形は、紙を掛けられた状態でトラックに乗せられ、山小屋がある呉服町交差点まで慎重に運ばれます。人形に紙を掛けたのは雨対策もありますが、まだ人形を公開する時ではないという白水氏の配慮でもあります。

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人形到着と共に白水氏も到着。作業前に白水氏の挨拶と御神酒を空け、無事飾り付けを祈り、いよいよ飾り付けの開始です。

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「それでは、紙を取らせて頂きます!」

東流の総務が、最後に残した弁財天の顔に掛けられた紙を外すと、初めて東流の男衆の前に弁財天の人形が披露されました。

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今まで下絵でしか見たことのない人形の姿と、その華麗な姿に男衆達から自然と感嘆の声が上がり拍手が生まれました。

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早速、台に据えられ後背や背中に付けられる飾りが取り付けられます。

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舁き山の飾り付けは山大工だけではなく、白水氏自ら行います。
岩こぶや波、波ばななどを手際よく取り付けて固定していきます。
舁き山は舁かれるため、壊れないようにしっかり固定されます。

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玉は竹に取り付けられており、実際に舁かれる際は竹のしなりで振られて動きが出るようになります。この銀色の玉にも青い色が入れられており、「光らせないのがポリシー」という白水氏のこだわりがここにも垣間見ることが出来ます。

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およそ2時間後、飾り付けが終了。
全ての飾りを付けた弁財天を、東流の男衆が嬉しそうに見つめます。
白水氏も表から見送りから遠目から見て確認します。

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東流の男衆が口々に言っていた「よか人形やね~」という言葉が、白水氏にとっては何よりの言葉だったのではないでしょうか。

7月3日~弁財天に命が吹き込まれる瞬間。全ての仕事を終えた白水氏は・・・

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7月1日から始まった博多祇園山笠。
東流では7月3日に舁き山への御神入れが行われました。

御神入れとは、山笠の中に神様を込め神格化を行う神事で、この神事を行う事で、舁き山は初めて『奉納のため』の山笠となります。

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午前7時前、東流の飾り山が建つ呉服町交差点前に東流の男衆が集まり、その関係者の席に、白水氏の姿もありました。飾り山の前に据えられた我が『娘』を嬉しそうに見つめます。

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そして7時より、御神入れの神事が始まりました。
白水氏も、玉串奉奠(ほうてん)を行い祈願を行います。

神事は約20分程で無事終わりました。
関係者席の白水氏もほっとした顔に。ゴールデンウィークから始まった舁き山、飾り山の製作は、7月1日の飾り山の一般公開、そしてこの日の舁き山御神入れで、すべて完了したという事になります。

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白水氏に改めて『今日、舁き山の御神入れが終わり、改めてほっとしたんじゃないですか?』と尋ねました。すると、

白水氏「そうだね。・・・でも、来週から舁き山が動くから(※10日の流舁き)、人形が壊れないかという心配が14日まで続くんですよ。だから、まだまだ。まだまだ(笑)」

と笑顔で答えました。
白水氏の2013年の舁き山製作は、まだまだ続きそうです。

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東流 舁き山「天女降臨払暗雲(てんにょこうりんあんうんをはらう)」
人形師:白水英章

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7月15日追い山の模様
この日、一番の櫛田入りタイムを叩き出した東流

5月初旬から継続取材した白水英章氏への取材は、この日の御神入れで全て終了しました。
しかし、2013年の山笠が終わる前に、白水氏の山笠の新たな一年はもう始まっていました。6月末頃から、白水氏の元にはすでに来年の山笠の話がちらほらと持ち上がっているそうです。
来年の白水氏の新たな挑戦はどのような人形の姿となり、私たちにどのような驚きと感動を届けてくれるのか、今から本当に楽しみです。

現在、この舁き山飾りは、8月31日まで那珂川町のミリカローデン那珂川のエントランスにて展示されています。
(ミリカローデン那珂川:〒811-1253 福岡県筑紫郡那珂川町仲2-5-1)

白水人形オフィシャルサイト:http://www.shirouzu-n.com