7月1日から始まった博多祇園山笠行事のフィナーレである、「追い山」が本日15日未明に執り行われ、七流全てが博多の町を舁き廻り、無事奉納されました。
天候がかなり心配された今年の追い山でしたが14日の夜前に上がり、雨を心配することなく追い山を行う事が出来ました。
今年の追い山は日曜日早朝の開催だけあって、例年以上の見物客が14日夜から櫛田神社周辺を始め各見物スポットに集まり始め、開始1時間前はたくさんの見物客で沿道が埋まりました。
午前4時59分、大太鼓の音と共に今年の一番山笠千代流が気合いの声と共に一気に櫛田神社の清道へ。異例の口上を述べた後、祝いめでたを奏上し櫛田入りを納めて、博多の町へ舁き出していきました。
その後、各流も5分ごとに櫛田入りを行い、次々と夜が明けていく博多の町に飛び出していきました。
舁き山は、博多の町を約5.5km、縦横無尽に舁き廻り、ゴールがある須崎町の決勝点・廻り止めへ。舁き手は最後の力を振り絞り、廻り止めの幕をくぐります。
舁き手は達成感と満足感の表情の中、朝焼けの中、再び各流の山小屋まで戻っていきました。これにより、七流全てが山笠が廻り止めに到着し、2012年の博多祇園山笠は無事奉納が終わりました。
『山笠が終わると夏が来る』という言葉は博多では有名なフレーズですが、このおいや真顔こなれた今年の7月15日は夏の到来を思わせる青空が広がりました。
今年の山笠は終わりましたが、すでに来年の山笠はスタートしています。
廻り止めに到着してから30分後、土居流では、今年の当番町が舁き終わった山笠台を次の当番町へ引き渡す行事を行いました。引き渡された当番町は「当番町」という誉れと誇りと責務を胸に、一年掛けて来年の山笠の準備を行うのです。
とはいえ、まずは今年の博多祇園山笠は無事奉納が終わりました。
山笠ナビも6月1日の恵比須流の注連下ろしからスタートし、フィナーレの追い山まで出来る限りの山笠の情報とニュースをお届けする事ができました。
まだ山笠のニュースがあるかと思いますが、ひとまず山笠ナビをご愛顧いただいた皆様には感謝いたします。今後とも山笠ナビを、来年も山笠ナビをよろしく御願いいたします。
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●櫛田入りタイム |