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日本神話の中でも有名な『八岐大蛇退治』の一場面。
須佐之男命(素戔嗚尊)は天から追放され、出雲国に降り立った。そこで泣いている老夫(足名椎)、老女娘(手名椎)と娘(櫛名田比賀)にであう。わけを聞くと、『私たちには八人の娘がいたが、一つの胴体に八つの頭と尾のある大蛇に毎年、一人ずつ食べられ、今、この娘が~』と答えた。命は強い酒の入った酒船を八つ用意させ、大蛇がそれぞれに頭を突っ込んで飲み、酔って眠ると、剣でずたずたに切って退治した。尾の部分から出てきたのが草薙の大刀で、天照大神に献上した(いわゆる三種の神器の一つで、現在は熱田神宮のご神体)。
須佐之男命は古代から祇園神とも呼ばれ、荒ぶる神、疫病をはやらす神と恐れられた。命を祀ることで病から逃れたいと始まったのが京の祇園祭りとされ、博多祇園山笠も別の起源説を持つものの、同趣旨のお祭りである。
[人形師:亀田均]
アニメの原作であるマンガ『サザエさん』は、昭和21年に九州の『夕刊フクニチ』という新聞に連載されたのが始まりで、昭和44(1969)年10月5日、フジテレビで第1回が放送されてから、45年続いている日本で最も長く続く長寿アニメです。今年のテーマは、サザエさん一家が「博多の伝統文化とお祭り」を楽しんでいる姿。皆様もこの福岡の歴史ある文化やお祭りをご家族みんなで楽しんではいかがでしょうか。
[人形師:亀田均]