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聖一国師は建仁2年(1202年)10月15日駿河国藁科に生まれ、5歳で久能山の堯弁に仏教の基本を学びました。弁円と言う僧名をいただき、倶舎論などを習得し18歳で近江の園城寺で落髪、奈良東大寺で受戒しました。
禅を学ぶため宋に渡り径山の無準師範の門下に入り、修行に励むこと6年、ついに大悟して仁治2年7月、多くの仏典や典籍を携え、博多に到着しました。ちょうどその頃、博多津は町中疫病が蔓延して多くの人々が苦しんでいました。
聖一国師は憂慮され人々が担ぐ施餓鬼棚に乗り祈祷水を撒いて鎮めたと伝えられています。聖一国師は大宝鑑広照神光禅師と諡号されています。
国師は広く普く、世の中を照らされた偉大な方と、800年後の今日まで慕われています。
[人形師:亀田均]