" /> 2013年 千代流 – 流の紹介・山小屋マップ

流の紹介・山小屋マップ NAGARE INFO & YAMAGOYA MAP

2013年 千代流

舁き山

標題

英傑傾天下尚潔

(えいけつてんかにかぶいてなおいさぎよし)

群雄割拠の戦国時代にありながら権力や地位、名誉に囚われない傾奇者と呼ばれた漢がいた。彼は仲間同士の結束と信義を重んじ、自らの命を惜しまない気概を貫き通し颯爽とその時代を生き抜いた。
新井白石が「世にもかくれなき勇士あり」と賞賛した前田慶次郎利益。前田本家ながら、持ち前の傾奇ぶりで利家に抗して家を出奔、京での浪人の後に、親交のある直江兼続との縁で「ただ一人の主」と頼む上杉景勝に仕官する。「大ふへんもの」の旗を立て、皆朱の槍を振るい、関ヶ原の役、長谷堂城の合戦に大功をたてるも、西軍の配線の為、上杉家は三十万石に減封される。その時慶次郎はあまた大名より高禄で誘われるが「この戦いで漢は景勝ただ一人」と小禄で上杉に残った。慶次郎最後の傾奇ぶいであります。

[人形師:川﨑修一]

山小屋の場所(2013年度)

飾り山

飾り山(表)

標題

武魁神剣誉

(ぶのさきがけしんけんのほまれ)

天照大神の弟で祇園の祭神素戔嗚尊は高天原を追われて出雲国の肥河の上流にある鳥髪という土地に降りてきました。そこで泣いている老夫婦と娘に出会います。訳を聞くと「私は足名権、妻は手名椎、娘は櫛名田比売と云い、娘は8人いましたが、八俣の大蛇という一つの胴体に八つの頭と八つの尾をもつ怪物が毎年やってきて食べられてしまいました。最後の娘がこの娘です」と訳を話しました。そこで素戔嗚尊は大蛇を退治して親子を助けることにしました。八つの瓶強い酒を用意して待っていると、やってきた大蛇は酒を飲み、酔っ払って寝込んでしまいました。そこで尊は長い剣を抜いて大蛇を斬って斬りまくりました。そして大蛇の尾を斬ったら何かにあたって刃が欠けたのです。調べてみると鋭い剣が出てきたので、これは不思議な物と思い、姉の天照大神に献上した。この剣が三種の神器の一つ、草薙の剣です。

[人形師:川﨑修一]

飾り山(見送り)

標題

藤花三巴誇

(とうかみつどもえのほこり)

織田信長の家中となり、羽柴秀吉の軍師となったこ小寺官兵衛、後の黒田官兵衛は、織田信長に諜叛を企てた同じキリシタンの荒木村重を説得する為、有岡城へ乗り込みます。しかし説得は成らず、城中の土牢に閉じ込められてしまいます。信義を守って信長を裏切らない官兵衛。信長に官兵衛の嫡子松寿丸(後の黒田長政)を殺すよう命令されるとも、官兵衛との友情をもって松寿丸の命を守った竹中半兵衛。愛情を持って 官兵衛の帰りを待つ妻光姫。忠義を持って官兵衛を救出しようと行商人に身をやつし、有岡城に潜入する栗山善助と母里太兵衛らの小飼のの家臣。
一年近くも日も差さない泥腕、体を動かすこともままならず半死半生の身になりながらも、官兵衛の心の支えとなったのが楼の外に見える一房の藤の花でした。藤が新芽を吹き出し紫の花を盛んとする姿に官兵衛は生き抜く力を得たのです。救出された後、家紋を藤巴に改め希望を捨てない人生の教訓としました。

[人形師:川﨑修一]

山小屋の場所

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