博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

他流舁き(たながれがき)

舁き山が各自の流から外に出て、他の流の区域にでるところから「他流舁き」と呼ばれている。
(写真は東流の流域である呉服町を走る中洲流)

流区域外に出て山を舁くことでお互いに敬意を表す、いわば「陣中見舞い」的な意味合いの強い日。出会ったら「よか山やね」と誉めること忘れてはならない。
各自の流の外に出られるということもあって、櫛田神社に舁き入れ、”櫛田入り”の練習をする流もある。
また、流によっては行なっていないところや、流区域内のみで舁く流舁きを行うところも。その場合『陣中見舞い』の披露の意味合いがあるため、公共施設等に舁き入れる事が多い。

 

(左)千代流の福岡高校への舁き入れ/(右)東流のJR博多駅前への舁き入れ

この他流舁きを行う11日は、早朝5時に朝山を行っているので、1日2回も舁いている事になる。1日に2回舁くはこの日だけである。

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