博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

清道旗(せいどうばた)

櫛田神社境内、東長寺前、承天寺前の「清道」に立てられる旗。
舁き山はこの清道旗を目印に180度旋回する。



櫛田神社に清道旗が立てられるようになったのは江戸時代末期の嘉永元年(1848年)。下東町(東流)が提唱して各流が同意した。それまでは標示が無く、旋回点が不明確だったため言い争いが起きることもあったのだが、この旗を立てることでそれが収まった。清道旗に「下東町」と書かれているのはそのため。清道旗は今も下東町が管理しており、祭りに合わせて設置している。
現在の旗は4代目。初代は失われているが、2代目、3代目の旗は未だに保存されているという。