博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

Pokemon GO(ポケモンGO)(ぽけもんごー)

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ナイアンティック社と株式会社ポケモンによって共同開発されたスマートフォン向けの『位置情報ゲーム』。
Google社が提供していた位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」をもとに、人気ゲーム・人気アニメである「ポケットモンスター(ポケモン)」の世界観を実現しており、スマートフォンに映し出される現実世界をモチーフにした「仮想空間」にいるモンスター達を集めて回るゲームとなっている(※2016年8月12日現在)

2016年7月に先行リリースされたアメリカでは、開始1週間で利用者6,500万人を越え社会現象に。その話題性を引っさげて、日本でも7月21日にリリースされ話題になる。これにより、スマートフォンを見ながら街を散策する人を多く生み出した。
また、この大きな反響に直接開発に関わってないものの、ポケモンを発売している任天堂株式会社の株価が連日急騰し、株式市場では「ポケモノミクス」と呼ばれる現象が起こった。

ポケモンGOと地域活性化

このゲームには「ポケストップ」という、アイテムを入手するスポットが無数に存在しており、現実世界でのモニュメント・公園・人気の場所などなどに配置されている(これはベースとなっているゲーム「Ingress」の時代に登録されたスポット情報を利用している)。
このポケストップは、現実社会とリンクしており、有名スポットだけでなく、地元の人しか知らないスポットや、何故登録されているか分からない人形やオブジェまでもポケストップになっており、街の探索や新発見が楽しめるため、これを地域活性化にも活用している地域も出てきている。ニューヨークのピザ屋では週末に売り上げが75%アップしたという報告が上がっており、大阪の千林商店街ではポケモンGOのプレイヤー集客を狙ったイベントが開催され、その結果、客足はふだんの休日の2~3倍、売り上げも約2倍~3倍あるなど、一定の効果が得られたようである。

博多部はこの「ポケストップ」が大変多い地域として日本版リリース当初から話題となっており、他地域の人からは大変うらやましがられている。

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(左の写真は祇園町駅辺りからベイサイド方面を臨んだ画面、右の写真は櫛田神社方面を臨んだ画面。画面のキューブ状のスポットが「ポケストップ」の場所。)

ポケモンGOに登場する博多祇園山笠

博多の「ポケストップ」には、博多祇園山笠に関連した箇所が数箇所存在する。(※2016年8月12日現在)
上川端商店街の川端ぜんざい広場にある八番山笠はもちろんのこと、山笠期間以外では見る事のできない新天町の飾り山がポケモンGOの世界ではいつでも見る事ができる。(櫛田神社の飾り山はポケストップにはなっていないが、櫛田神社自体がポケモンの対戦場所である「ポケモンジム」になっている)。 その他、承天寺の山笠発祥の石碑や、飾り山が写り込んでいる他のスポットなどもみつけたので、山笠ファンは他にないか博多の街を歩いて探してみるのも面白いかもしれない。

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