博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

(なみ)

舁き山、飾り山の飾りに使われるパーツのひとつ。
その名の通り「波」をイメージした一枚絵で、楕円形や円形をしたデザインがある。

「波」という名前ではあるが、川、堀、滝など様々な「水」を表現することに使われる。

人形師によっては、青色の濃さを変えた数種類の波を用意している人もいる。これは、前面に明るい波、その後ろに濃い波を配置することで、飾りの奥行き感を出すという視覚的効果を生み出すため。人形師の「山笠を奇麗に勇壮に魅せる」という工夫である。